神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2008年3月例会


25日に行われた3月の例会は、2月とはうって変わって暖かい日となりました。新しい方1名をお迎えして、メキシコから帰国されたメンバーからの珍しいお菓子を賞味しながら、8名が集いました。



・(Aさん 男性 新規)この会のことは、ネットなどを調べて知り、ぜひ一度参加したいと思い、初めて来ました。2年ほど前にS状結腸がん、つまり大腸がんが見つかり、手術しました。主治医に念のためと勧められて抗がん剤治療をし、その後は異常なく、去年の10月の2年目健診も問題なく、これは完治したのだと思っていました。ところが今年の3月の定期健診で、胸部に影が見付かり、CT検査の結果、肺の中にがんが広がっていて、胸膜にも見付かり、手術は適応できないと言われたのです。たった半年なのにと、医者不信になるほど困惑しました。現在セカンドオピニオンのよい先生を探しているところで、まだまだしっかりと受け止められない日々です。とにかく自覚症状が今もないのです。違和感もないし、元気だし。その現実とのギャップに戸惑っています。こういう会で有意義な勉強ができたらいいなと思いました。ご助言などいただければありがたいです。
・(Cさん 男性)昨年10月に、初めてこの会に参加させてもらいました。数年前に、実母と義父が、それぞれ肺がんを患い、肝臓へ転移して相次いで他界しました。その看取りの時に感じた、「どうにか助からないのか」という気持ちから、素人ではありますが、患者会のない私の地元で、自ら患者会を立ち上げたいと考えるようになりました。その後、いくつか他の患者会にも参加して、患者さんサイドでの思いをお聞きしました。患者さんの意見で多いのは、医者の質の問題、医者の診断力の問題などで、中でも強いのは、「この薬で一体治るのか治らないのか。何か月でどんな結果が得られるのか...そういう明確な返事がほしい」というものでした。確かな検査と診断をして、半年とか数か月後に、確実に再度検査、診断をしてくれる医者が求められています。また、患者会というのは、心のサポートという面もありますね。その辺りをなんとか考えながらい具体的にと、考えています。
・(Eさん 女性)これで3度目ですが、メキシコに行ってきました。知人に話したら、大抵の人は南米だと誤解していますが、実際に行ってみたら、ヨーロッパの普通の町という感じですよ。思ったよりも緑がたくさんあります。道も広くて。日本とは比べられないくらい古い文明の歴史がある土地ですから、立派な文化人類博物館があって、そこへ訪れるためだけに世界からの旅行者が来るような国です。今回は、小学校に入学する孫に、日本語に触れる機会を与えるという目的で行きました。野菜や花など見ていると意外な発見がありました。日本で何気ないものが、実はあちらの原産であるものが多いんですね。ダリアとかブーゲンビリアとかポインセチアとかコスモスなど。野菜では、かぼちゃ、二十日大根やトマト。でも正直言って、40日間は長くてホームシックになってしまいました!

※今月の花・・・・白菜(アブラナ科)の花 白菜(英名chinese cabbage)は日清・日露戦争に従軍した兵士たちが現地で食べた味を気に入って持ち帰ったと言われる。