神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2023年4月例会

2023年4月18日火曜日は、上着はいらないほどの穏やかな日になりました。春の花が次々にリレーのように咲いて、季節が早足でやってくるようです。今回も妙法寺駅で集まり、レストランフィーカで5名が話をしました。

近況報告です
・(Aさん)...入院や検査や手術などが続いたので、その後の健診は異常なしですが、旅行などはぜんぜんですね。近場で花見くらいです。何かやろうという気力が今一つなんです。今は無理をしないようにと思っています。
・(Bさん)...私は入居しているサ高住で、毎回食事の前後に、ちょっとだけお手伝いをするようにしています。食事の前にはお箸やスプーンなどを配っています。お箸を配るだけでも、おかゆだからスプーンがいい人とか、お箸とフォークが必要な人とか、実はけっこういろいろあるんです。そんなことに注意しながら、毎日お手伝いをすることで、厨房の人や職員さんとも仲良くなれてうれしいです。まあ、便利に使われているのか知らんけれどね(笑) それに、他の人たちの体調とか調子とかをよく見ているので、気付いたことを職員さんに知らせると、「参考になって助かります!」と言ってもらったりして。 毎日3食すべてとなると、けっこう忙しいのですけれどね。最近、私のとなりに比較的若い人が来られました。その人、体はとっても元気だけれど、重い認知症なんです。怒らせないように教えるのは難しいけれど、なるべく一緒に作業をするようにしているうちに、最近は自分から「私もやるわ」って手伝ってくれるようになりました。みんな、ちょっと親しくなったら「あんたどこからきたん」「ご主人いつ亡くなったん?」とか、ずけずけと聞くけれど、それをすると混乱させてしまうんです。いらないことは質問しない方がいい。そうやって、同じ階で暮らす仲間が仲良く暮らせるように気を配ることで、けっこう私も楽しんでます。
・(Cさん)...垂水文化講座に通っています。先日は、佐用町にある研究施設、「SPring-8」のことを学びました。初めて詳しく聞かせてもらって、「自分から遠い」と思っていたことが、実は私たちの日常生活にもつながっていることがわかりました。最先端の技術開発の方向が、平和な方で良かったと思いました。講座は10回シリーズです。
・(Dさん)近所のホームコンサートに何度か通っています。近くの同年輩の人が集まって歌を一緒に歌ったりしています。みんなで歌うのは、唱歌とかが多いのですが、日本の昔の歌は、いいものがありますよね。2回3回と行くと、だいたい同じ顔触れで親しくなってきました。ご近所は大事にしたいなって思いながら参加しています。

テレビ? ラジオ?
・(Cさん)...最近のテレビが今一つ面白くないので、通信教育の放送大学を受けています。本は目がちらちらしてしまうので、音声と大きな画像で学べるのはありがたいです。今は人体の構造について学んでいます。語学もありますよ。夫も一緒に楽しんでいるのは気象学です。
・(Aさん)...本当に、テレビは今、面白くないですよね。Eテレの高校講座とか、意外に面白いんですよ。歴史の講座とか、人気のある芸能人が出てたりしますよ。Eテレよくできているので、おすすめです。あと、ドラマや小説より、現実のドキュメンタリーの方が面白いです。ドキュメント72時間とかね。でも「らんまん」は、見ている人多そうですね。
・(Cさん)ずいぶん前に、家族で足摺岬に行ったんですけれど、その途中にガラス張りの記念館があったんです。その時は「だれ? なに?」って感じでしたが、それが牧野富太郎の記念館だったんですね。あれから30年経ち、テレビでやると脚光浴びていますね。「らんまん」、花がきれいで画面もきれいですね。
・(Dさん)...私は、テレビは、スポーツから元気をもらうことが多いかな。