神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2016年10月例会

25日火曜日、午前中少し雨が降ったものの、午後には上がり、秋めいた日となりました。あちこちで金木犀が咲く中、お一人が少し珍しい「銀木犀」を一枝、持ってきて下さいました。金木犀よりずーっと控えめですが、とても上品ないい香りです。お菓子とお茶で語り合いました。


・(Aさん 女性)先月はお休みしました。原因は分からないのだけれど、めまいがするんです。なんとなく不安で気が滅入ってきたりもして。だから、誰かと一緒に何かをすることは難しくて。でも、家で一人楽しむのもいいなって思ったり。耳鳴りもめまいも、四六時中です。気にしたらダメだってよくいいますね。→(Bさん 女性)そうそう、それが普通なんだって受け入れるのがいいみたいですね。
・(Cさん 女性)1年かかって西国三十三か所参りを終えて、お礼参りに一泊で善光寺へ行ってきました。終わったといううれしさ反面、ちょっと寂しいような気もしています。→(Aさん)信仰深まった? これで極楽に行けそうやね!
・(Dさん 女性)7月は元気だったんですけれど。やっぱり夏の暑さでね、やりたいことが、なかなか続けられなくて。薬の副作用なのか、体重が増えて膝が痛むようになったので、今は減量に励んでいます。合唱は、がんばってますよ。行動力は落ちましたが、精神的な落ち込みは去年ほどではないし、少しずつ快復していることに感謝しています。それと6月から訪問マッサージの仕事を再開しました。仕事量は多くないですが、現場に行くと気分も変わるし、お小遣いが入るのも久しぶりでうれしくて。心の支えになっています。
・(Bさん 女性)手術をした後今まで診て下さっていた病院の先生から「5年経ったから出て行って」と言われ、行くたびに「どこか見つかりましたか」って聞かれるんです。封書の紹介状を作ってくれて、「半年くらい後でいいから、これを持って他に行って」と。なにか、放り出されたような、不安な気持ちになりましたね。元の病院に戻ろうと思っています。
・(Eさん 女性)私の場合、定期検査は術後5年までと言われていて。ちょうど5年経った頃に、「これからは10年にします」と言われ、そのすぐ後に、再発がわかったんです。だから、あの時5年で終わってなくてよかった、命拾いしたなぁと思います。いろいろ辛いことがあってその時は大変でも、今はもう忘れているでしょう。ちゃんと乗り越える力をもらっているのだなあって思います。この間健診に行き、「数値は高いけれど、あなたの場合、この数値なのでしょう。陰など怪しげなものはないから。」と言われました。最近、「もう自分が嫌だと思うところへはいかない。自分が楽しいこと、やりたいことをするようにしよう。それでいい」って思えるようになってきました。心が軽くなったような気がします。何かあっても、その時はその時、と。あんまり不安もなく、幸せに過ごせています。
・(Fさん 男性) 先週、和歌山日帰りバス旅行へ夫婦で行ってきました。黒潮市場です。お土産のミカンとカキがもう一つで残念でした。妻はどこへいっても「ポケモンゴー」をやってるんですよ。レアモンをゲットしたと、喜んでましたけどね。明後日は、京都の鉄道博物館に行ってきます。私は蒸気機関車だけが目当てです。楽しみにしています。
・(Gさん 女性)木曽福島へ行ってきました。一泊旅行です。赤沢渓谷へは、行きはトロッコに乗り、帰りは歩きました。「日本って 美しいところがまだまだたくさんあるんだなぁ」と思いました。木曽福島は若い人向けではないし、団体旅行には向かないので、人が少なくてゆっくりできました。お天気が今一つだったので、景色はちょっと残念でしたが、秋を満喫してきました。「森林浴」という言葉の発祥地になった場所ですから、空気をすいながら歩くのがよかったですよ。私でも結構歩けるなぁ..と思いました。
・(Hさん 女性)最近、私が勤める訪問看護の現場では、病院から医療不信になって在宅へ戻ってくる人がなんとなく続いている印象があります。先生からインフォームドコンセントをなかなか受け入れられず、言葉にショックを受けたり、「退院するのは病院から見捨てられたから」と思ってしまうこともあります。医療者と患者さんの深い溝を埋めることから始まる在宅医療..というのが多いですね。マイナスからのスタートで、難しいです。