２００９年４月例会

日差しが明るい２８日は、花冷えの少しひんやりする日になりました。会の始まる少し前と、終わる頃の時間に、さーっと春雨が降りました。今回も、新しい方々をお迎えしました。

・（Ａさん　女性　新規）去年の６月に胃がんの手術を受けました。抗がん剤は、３クールだけ受けましたが、あまりにも副作用が強すぎて、廃人のようになってしまい、やめました。今は漢方やお灸、鍼、温熱療法ハイパーサーミアをしながら、手術した病院へ、毎月検診に行っています。今はゲルソン療法に興味を持っていますが、厳密な食事管理は難しく、何度も挫折しています。香川県にある、若葉クリニックという病院で、１か月入院しながら、ゲルソン療法を受けてみようかと思っています。この病院は、他の代替医療もできるのですが、でも代替医療の本を読むと本当に種類がいっぱいあって、迷います。
・（Ｃさん　女性　新規）１年ごとの健診で、肺がんが見つかりましたが、もう既に手遅れで、手術も放射線もだめだと言われました。気管支鏡の検査は苦しいからとあきらめていたのですが、兄弟がネットで調べてくれた豊中の刀根山病院に行ったところ、本当に楽に検査が出来て、命拾いしました。今の治療はイレッサのみ。体中が痒いという副作用はありますが、飲み始めて１か月で、腫瘍が５分の１になりました。私は８６歳だから、もういつお迎えが来てもいいんです。そんな心境になりました。そのうち症状が出てきたら、どこか楽なところに入りたいな．．とだけ思っています。
・（Ｅさん　男性　新規）先月、妻1人で初めて参加し、私のこと（肝内胆管がんの疑いで、抗がん剤をするかどうか迷っている）をここでお話ししました。その後ですが、結局迷いに迷った挙句、ＴＳ１を始めたのですが、副作用が出だし、３週間でやめました。胃潰瘍のような症状になって入院し、今日退院したところです。血液検査したところ、多少効果があるような感じですが．．。やっぱりがんかどうかの確定はできません。主治医は、９９．９パーセントは、がんだろうって言うのです。でも私は逆に、９９．９パーセントは違うだろうと信じています。余命６か月と言われていますが、１００歳まででも生かしてもらおうと思っています。
・（Ｆさん　男性）私は、大腸がんの手術の２年後に肺に転移があり、手術は無理とのことで、現在抗がん剤を続けて１年ほどたちます。副作用はしんどいですが、パターンは決まっていて、検査のデータも一応悪くない状況です。粘膜がやられるので、肛門が切れてズキンズキンとうずくのが辛くて。口内炎もひどくて、口の中がめちゃくちゃになり、刺激のあるものはぜんぜん食べられません。それでも肛門も口内炎も、数日すれば必ず治って、またおいしくビールも飲めるようになるから耐えられるんですけれどね。口内炎のことでは、ドクターに訴えてもだめですが、専門の看護師さんが、口の中に塗る薬のことを教えてくれて、ずいぶん楽になりました。最近は、抗がん剤のサイクルとは別に、いつも息切れがするのが気になっています。ＣＴで、右の肺自体が小さくなっていると言われ、原因を聞いてもはっきりした返事がなくて、専門の先生に行った方がいいのか、迷っています。→（城谷先生）やっぱり医者は、専門外のことについては、気兼ねなさらずに、一度呼吸器の先生にご相談になったらいいかと思います。
・（Ｈさん　女性）２月に初めて来て、大腸がんから肺に転移した夫の話をしました。夫は１１月くらいから、新しい抗がん剤で治療していますが、皮膚がぼろぼろになったり、食欲が無くなる副作用があります。元々９０キロあった人が、今は６０キロ台で、骨がゴツゴツして痛々しいです。本人が希望を持つことがどれだけ大切かと思うのですが、希望が見出せないと言うのです。そんな日々ですが、昨日うれしいことがありました。在宅で診て頂くことになった先生が、待合室で横になっていた夫のところにわざわざ来て「がんばりましょうね」って言って下さった時、主人が初めて泣いたんです。初対面なのに、何か感じることがあったのでしょうね。周りにいた私たちも泣けてきて。帰宅してからも、「いい先生に出会えてよかった」って言っていました。よかった、希望が出てきたな〜って思えました。
・（Ｉさん　女性）２か月、お休みしていました。実は私の娘が、私と同じ乳がんで手術をしたのです。なぜ娘が．．と、とても複雑な思いがありました。自分のことならば何でも話せるのですが、娘のことは軽々しく語れず、ここに来られませんでした。今日はもっと大変な思いをなさっている方々のお話を伺い、勇気付けられました。

※今月のお花．．．バラ（バラ科）　地上で最も美しい花といわれる落葉低木。種類・花色とも豊富で、 大きく次のように分類する事が出来る。四季咲き大輪系、四季咲き房咲き系、つるバラ、ミニバラ、オールド・ローズ、モダン・シュラブ・ローズ、原種バラなど。