神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2011年1月例会

新年初めての例会。特別に寒い冬となり、25日当日も強い寒波が訪れて冷え込みましたが、11月以来の下荒神医院に、多くの方が集いました。初めての場に緊張のご表情をされていた男性も、終る頃にはすっかり笑顔になり、笑いの多い明るい会となりました。


・ (Aさん 男性 新規)はじめて来ました。昨年の10月、進行性の大腸がんだと言われ、手術しました。退院してから、肛門にすごい圧迫感があり、とても苦しくて、退院当初は、一日中便器に座っていたような状況でした。今も尾を引いていて、改善しません。もう術後3カ月も経つのに、困っています。家では寝たきりですよ。どこも問題ないから、何を食べてもいいと言うのです。でも、簡単に言うけれど、出ないのですよ。食べ物も美味しくないし。時期がきたら治ると言うのですが。→(Cさん)手術してまだ3カ月ですか? それは、当然ですよ。私なんて、3カ月では、とんでもない!この会に来たのは、2、3年経ってからですよ。→(他 数名)私もです。3カ月なんて!!まだまだですよ。→(Aさん)そうですか?まだまだですか?。→(Hさん)私は8年ですけれどね。そんなに簡単に死なないものですよ。今はがんのことしか頭にないでしょう。やっぱり時間がいるんです。慌てないで、できるだけ外に出た方がいいですよ。それから笑うことが大事。そのためには、日頃何を考えるか、ということが大切になる、というわけです。
・ (Bさん 男性 新規)はじめて来ました。去年の12月に胃がんであると告知され、すぐに勉強を始め、西洋医学以外にも、代替療法サプリメント、食生活の改善など様々な方法があることを知りました。また同時に、がんになったのは、ストレスと食生活が原因だったと悟り、玄米菜食と、免疫力、自然治癒力を高めることこそ、大切だと気付いたのです。今は、食事療法、運動療法、少し漢方を実践していて、手術はしないつもりです。今大変体調が良く、治ってきている確信を持っているところです。
・ (Cさん 新規 Bさんの奥様)夫が告知を受け、がんのことを全く知らず反省しました。手術しないことを決めると、「切ったらすぐに治る」と、たくさんの人に言われ、それもストレスです。いい情報を求めています。玄米菜食は、いいことずくめです。よく噛むことで、私も体重が減り、健康になりました。
・ (Dさん 女性)私は肺がんです。告知と同時に切りましょうと言われ、その後放射線治療抗がん剤治療をしました。おかげさまで元気にしています。
・ (Eさん 女性)口腔がんで手術をして、歯を抜いた後の調子が悪くて困っています。不便ですが、再発がないのでありがたく思っています。
・ (Fさん 女性)乳がんの手術をしてから、30年が過ぎました。どうしてきたのか忘れてしまったほどですが、でもやっぱり穏やかに過ごしてきたことが良かったのでしょうか。皆さんとの交わりも、励みになりました。
・ (Gさん 男性)胃がんと大腸がん、私は両方やってます。胃がんは13年前に全摘出、15〜6キロ痩せました。原因は、食生活もそうだし、お酒も好きでしたしね。退院したら、食べられずに、骨と皮だけになってしまいました! 抗がん剤もしましたが、あの頃は、アガリクスなど、高額なサプリメントが多かったですね。わらをもすがる思いで、いろいろ買いました。横行結腸にびらんがあることが分かって、また手術しました。傷口が化膿して高熱が出るトラブルで長引きましたが、退院してから割と順調です。排便もスムーズになりました。食べて出すことができないというのは、本当に切実だと実感しています。
・ (Hさん 男性)私は、2年ほど前に、3度目の肺がんが見つかり、余命1年と言われました。でも症状もなかったのでしばらくは何もせず、1年経ってから、抗がん剤を開始しました。最初は効果があったのですが、昨日の診断で効き目が止まったようだと言われ、先生もどうするべきか分からないそうです。それが今の医学では、最も正直なところでしょう。自分で何がいいのか判断するのがいいかと思っています。
・ (Iさん 男性)1年半前に肺がんで、手術を受けました。私は、西洋医学による治療をしつつ、食事や他の療法によって、薬の効き目をよくすることを考えています。胚芽米プラス雑穀、それに菜食。おっしゃるように、食生活とストレスですね。がんについては、世界一の学者でも分からないというのが正解でしょう。なにせ、人間の体は38億年前からあるのですから、100年や200年で解明されるはずがありません。米ぬか酵素風呂で汗を流しつつ、とにかく動物と同じ生活「食べて寝て出して」を、心掛けています。
・ (Jさん 女性)私は2008年に胃がんで3分の2を摘出し、1年後に残った部分に再発したので、さらに全摘出しました。救急だったので検討する余地もなく、即手術でした。私は、まあ生きられるところまで、好きなものを食べながら日常生活を送りたいと思っていて、免疫療法などあまり考えていません。生きる意欲が少ないのかもしれません。