神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2011年2月例会

22日は、雲一つない青空が広がる、とても暖かい日になりました。
懐かしい、版画のカットが、復活?! 高出かよ子さんが、ご主人の残された版木を使って刷って下さった新作です。ご主人とのコラボレーション、素敵ですね。

・ (Aさん 女性)1月はとても忙しく、2月に入ってようやく年明けしたような気分です。1月11日から入院し、新しい抗がん剤を始めました。「年齢のことも考えて、ゆっくりとしたペースで」とのことで、副作用もあまりなく、すぐに退院させてもらいました。最近、一日のメリハリをつけるために、友だちとラジオ体操に行っていて、午前中は活動的に過ごし、午後からはゆっくりしています。やっぱり私、心臓が強いみたいです。8回も手術で体を切っているのですよ! 親に感謝しなくちゃと思います。それから我が家は男ばかりで、いつも手術が無事終ると、「ばんざーい ばんざーい」って派手に喜んで、そのまま退散! 甘えたり、頼れる人がいないのが、逆に私の力になっているのかもしれません。
・ (Bさん 男性)今までの抗がん剤の効果が小さくなってきたので、薬を変更しました。次はぴったりくるのではと期待しています。感染症の心配があるため、今日はマスクをしてきました。今、かばんを開けたら、携帯用の消毒液が、知らないうちに入っていました。我が家には、本物の看護師さんよりもしっかりした、私専属の看護婦さん(妻)がいますので、何かと厳しいのです! 副作用は皮膚トラブルなどいろいろとあるようですが、今のところ、顔が火照るくらいです。昨日は家に居て、じっとしていると、気分がなんとなく落ち込みましたが、今日は朝から、しっかり一仕事しました。ゴミ出しは私の仕事なのですが、今、妻が断捨離していて、たくさんゴミがあるのです!
・ (Cさん 男性)私は、13年前に、胃がんで全摘してます。今一番困っているのは、目まいとか、貧血、立ちくらみですね。増血剤を飲んでから、貧血は良くなりましたが。あとは、耳鳴りですわ。クーラーが古くなったみたいな音が、耳の中でわんわんと鳴って、気が狂いそうになりますわ。今、月に1回、病院に行くんですが、糖尿病の薬とか、前立腺肥大の薬とか、薬代が保険を使って8000円ですよ。15000円くらいになることもあります。こんなに飲んで、依存症にならへんか、心配になりますわ。耳は遠いわ。おしっこ近いわって、いつも笑われてます!
・ (Dさん 女性)最近、コレステロールの薬をだいぶ飲んでいたのですが、先日テレビで、女の人はいらないと言っていたので、ここ1か月、飲まずに試してみています。結果が楽しみです。
・ (Eさん 女性)変わりなく、毎日のんびり過ごしています。先日、県立がんセンターの「口腔がん・咽頭がんの治療について」の講演会に出席しました。そういう部位は、食事や嚥下、会話にも深く関わっていてとても難しく、完治しても障害が残ったりなど、大変なことが多いと聞きました。手術の様子も見て、「いつも来られているIさんは、ずいぶんご苦労されたのだなあ」と、よく分かりました。今日お会いしたら、「がんばったんですね」って言おうと思っていたのに、お会いできず、残念です。
・ (Fさん 女性)私も変わりなく元気にしています。一日一善ではないですが、最近は、一日一回、うれしいことをしようと思い、主人が残した版木に色をつけて、刷っています。こうやって手作りの葉書を作って、手書きで出すのもいいでしょう。色を出したり、濃さを調整したり、本当に難しいのですけれど、こんな小さなものでも、やってみると楽しいです。片付けだけをしていていも、落ち込みますから。主人が見たら、下手くそって怒られそうですけれど。不思議なことに、主人が元気な時は、逆にしようと思わなかったんです。あちらが上手すぎますから。今は、自分で自分の時間を組み立てるでしょう。こうやって版画をしたりしながら、うまく自分の気持ちを立て直していくように、心がけています。→(Aさん)私も、ラジオ体操の友だちと一緒に、川柳を作っているんですよ。やってみると、出来上がったものが、面白くなくて、私って意外に真面目だったんだなあ、なんて思ったり。点滴している時なんかに考えると、ちょうどいいんです。
・ (Gさん 女性)3月の上旬に、半年ぶりの検査があります。2008年3月に胃がんが分かって手術。1年後の3月に、検査に行ったら入院ということになったので、3月はちょっと苦手なのですけれど。なんとか終ればいいなと思っています。