神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2011年3月例会


22日火曜日は、朝少し冷え込みましたが、日中は寒さも和らぎ、新しい方一人をお迎えして語り合いました。
・ (Aさん 男性)昨年12月に、胃がんだと告知を受けました。1月に入院手術することを一旦了解したものの、どうも抵抗感が強く、とにかくまずはがんについて知識を得なくてはと、片っ端から調べました。その結果、がんのメカニズムを学ぶと同時に、必ずしも西洋医学だけではなく、代替療法もあるのだと知り、玄米菜食の食事療法を早速翌日から実行しました。すると、10日で5キロ、20日で10キロ、その後さらに5キロと、みるみる痩せたのです。今、67キロでベストです。がんにエサをやらないことがねらいです。食事療法を始めて70日目に、近くの開業医に行き、詳しく検査してもらったところ、思ったとおり、きれいにがんがなくなっていたのです。今から思えば、20日目くらいに胃がちくちくと痛むことがあったのですが、それは、エサが足りなくて、がん細胞が苦しみ、のた打ち回っていたのだと思っています。というわけで、病気前よりも健康体になりました。玄米以外は、適度な運動や、半身浴など、体温を高く保つことに気を付けています。近所の人は、医者の見立て違いだとか、奇跡だとか言いますが、私は違うと思っています。今後も油断はせず、玄米菜食は続けるつもりです。
・ (Bさん男性)私にとって、2月は最悪の月でした。私は、2009年7月に肺がんが分ったのですが、同じ時期に、やはり肺がんの告知を受けた義理の兄が、元気にしていたのに、突然調子が悪いと入院し、数日で亡くなったのです。その後自分のCT検査をしたところ、両方の肺に多発していると言われました。急きょ入院し、体調がよい私は臨床試験に選ばれて、医学の進歩に役立つならと、抗がん剤治療をすることになりました。薬と併用して、効果が上がればと思っています。
・ (Cさん 男性)私の場合、病気の前兆は、手足がしびれ出したことです。大腸を調べたところ、医者が驚くほど、ポリープだらけだと言われました。内視鏡でとりきれなかった直腸の部分が、うまく切除できなければ人工肛門になると言われていたのが、幸い全部とれて、肛門を残すことができました。手術が成功し、転移もなくよかったと喜んでいたのですが、手術をしてから先月まで、便所で食事を?というほど便所に通わなくちゃいけない状態になって。食べる気になれず、体重が20キロも落ち、困りましたが、医者は、日にち薬だというばかり。それがようやく落ち着いて、今は便も一日一回になりました。
・ (Dさん 女性 新規)この会のことは、ネットで知りました。私は元々、乳がんには特に注意していて、去年の3月に最初にしこりを見つけたときも、すぐに検査を受けたのですが、問題なしと。その後、やはりおかしいと検査を受け、三度目にようやく「乳がんです」と言われた時には、「手遅れです」と。まわりのためにひたすら明るく振舞っていましたが、ショックなことが重なり、夢中で向かった「東尋坊」で、NPOで自殺防止の取り組みをされている、茂幸雄さんに出会いました。そこで「あなたの命はあなたのもの。でも、あなただけのものじゃない」と言っていただき、自分でも驚くほど涙が出て。「自分がどうしたいのかを考えていなかった」ということに気付きました。それで、生きようと思うと同時に、乳がん健診の啓発活動をすることが、自分の役割だと思いつき、すぐに行動をはじめました。まだ今も、気分が落ち込むこともありますが、その度に「自分はどうしたいのか」ということを考えて、心を整理しています。
・ (Fさん) 女性)私は、リンパ腺腫の再々発で、現在抗がん剤治療を受けているところです。点滴では苦労しましたが、ポートを作ってもらってからは、とても楽にになり、今回も順調です。副作用はあるような、ないような。一日でも寝ていたいのですが、そういう自分が嫌いなので、ラジオ体操にだけは行くことに決めました。朝一番にそれをこなせば、その後ゆっくりしていても、罪悪感がないのです。ラジオ体操は気分転換をするためにも、励みになっています。