神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2015年1月例会

2015年最初の例会です。1月27日、朝は雨が降っていましたが、日中は暖かくなりました。

・(Aさん 女性)藤本真知子さんの「がんingマイウェイ」を本屋さんで見つけて読み、この会のことを知りました。昨年11月に異常があって受診、検査をして、子宮頸がんと言われました。大きさはよく分からないらしく、円錐に切り取る手術を勧められていて、考えているところです。自然免疫療法の先生にも相談して、漢方薬十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)や、食事療法として野菜や玄米、魚中心にするなどに取り組んでいます。玄米はとても体に合っているみたいで、なんだか以前より体調が良くなった感じです。
・(Bさん 女性)私も四年前に子宮頸がんで手術を受けました。Aさんのがんは小さいようですね。早期ですよ。運がよかったですね。私の場合は2センチ近くあったので、初めからすべて切除しなくてはと言われていました。それまでに胃がんで2回手術しており、「体力消耗するよりは、頻繁に検査をして対処した方がよいでしょう」ということで、抗がん剤はしませんでした。胃がんの術後はそのままICUに入ったのですが、子宮頸がんの手術の時は、普通の病室でした。命にかかわらないからでしょうね。心臓や、消化器系はやっぱり大変です。そういう意味で、子宮頸がんは楽ですよ。胃がんの手術は、後が辛いのです。1週間、何も食べられないし。子宮頸がんの時は、すぐにパクパク食べてましたよ!
・(Aさん)先生も、早期で軽いとおっしゃいました。知り合いの若いお母さんで、円錐に切る手術をされた方のお話によると、とても簡単で楽だったそうです。
・(Cさん 女性)私は30年以上前に乳がんの手術をしました。当時は本人に病名を知らせないのが普通でしたから、主人の負担が大きく、もっと早く気づいておけばと、罪悪感も感じたようです。それで、琥珀の指輪を買ってくれたのですが、一度溝に落としてしまって! それからは、大事にしまいこんでいます(笑)。今日ここに来るときに、知らない人と立ち話をしました。もともと歩くのが速かった私は、「最近は、歩いていると人に抜かされるから、しゃくに触るんです」と言ったら、「抜かされる歳まで生きらえるなんて、お幸せですよ」と言われて、「ああ、なるほど、そう考えるのか」と。追い越されるのもいいんだなって思いました。
・(Dさん 女性)夫が闘病中、玄米にしようかと思ったこともありました。100パーセント白米ではなく、玄米をまぜたり、雑穀をまぜたりも試しましたが、夫にとっては、玄米があまり美味しくなかったようです。やっぱり好みのものを食べたい、と。人によって消化の具合なども違うようですね。
・(Aさん)そうですね。それに炊き方によって美味しくないこともありますし。
・(Cさん)手術の後は、私もAさんと同じ十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)を飲み、良かったと思います。それから、ここ10年以上、玄米の粉を1取り寄せて毎日牛乳と一緒に飲んでいます。お通じもよくなるし、いいですよ。
・(Aさん) 姉が50歳前に大腸がんで亡くなっているんです。告知から1年半でした。だから、怖いというイメージがあります。姉のことでは、何もしてあげられなくて。今ならばもっと冷静に対処できたのでは、という思いもあります。「がんが怖い」というイメージは、なくなってほしいです。
・(Bさん) 母をすいぞうがんでなくしているので、遺伝もあるかと思いますが。もうこの年ですから「がんは怖い」という思いはないですね。子育て中だったら深刻だったかもしれませんけれど。
・(Cさん)私はまさに子育て中でした。一番末の娘は中学生でした。入院中は、主人がまいにち、お寿司ばかりとっていてね。でも「お弁当を作ったよ」と、写真を撮って病院に持って来てくれたこともありました。何回作ったのかは知りませんけれど!