神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2011年11月例会

11月22日火曜日は、雲ひとつない快晴。あたたかく、いい日になりました。9月に初めて参加され、治療中のご主人のお話をされた女性が、今度はご夫婦おそろいで来て下さいました。
・ (Aさん 女性)先月は検査と重なっていて、お休みしました。おととし、大腸にポリープが見つかったのでその検査をしたのですが、「ただれはあるが、がんではない」と言われて、これでよしとしています。薬も出ていません。子宮がんの術後の検査でも、転移もなく、抗がん剤もしていません。ここへ初めて来たのが昨年の11月ですから、もう1年です。こうやって参加できたことに感謝しています。こんな感じで、5年、10年と続けていきたいです。
・ (Bさん 男性)新しい抗がん剤を2か月続けていて、効果がある反面、皮膚障害と下痢の副作用も続いています。薬を続ける以上仕方がないので、皮膚の方は塗り薬で対処しながら、いたちごっこですが割り切っています。下痢の方も、予め外出先のトイレを下調べするなど工夫しています。私は闘病生活が長く、もうあまり試せるお薬が残っていないので、この薬が効く間は、この状態で出来る限り続けたいと思っています。先生も、「そろそろ緩和ケアの話を思っていましたが、まだいいでしょう」と。「もうちょっと生きていてもいいよ」と言われたような気分です。せっかくなので、私が人に助けてもらっている分、私も他の人たちの役に立ちたいと思い、新しい活動を始めました。また先月は、地域のセミナーに参加していたので休んだのですが、そのセミナーの講師の先生もがんを患っておられて、「講師の仕事を励みにしているのです」とおっしゃっていました。大切なことだと思います。先生は私を、私は先生を、お互い心の支えにしています。
・ (Cさん 女性)おかげさまで体は健康です。30年前に乳がんの手術を受け、その後介護の仕事に関わり、忙しさに没頭するうちに、がんはどこかへ行ってしまったという感じです。今は子供たちも巣立ち、老夫婦二人で、支えたり、支えられたりして過ごしています。夫は、ハッポウスチロールから文字を切り出すオブジェを作ることを趣味に、毎日励んでいます。
・ (Dさん 女性)病気のせいか、すごく体がだるいんです。加えて、最近歯の治療で奥歯を抜いたのですが、その後がどうもジワーっと痛くて。今、定年になった主人と二人暮らしなんですが、主人も最近歯が良くなくて。二人で向かい合わせでご飯を食べるでしょう。すごく時間がかかるんです。主人は元々大食い、早食いで、新婚の頃は、豪快な食べっぷりに惚れ惚れしていたのに....。そんな自分たち二人を客観的に見て、なんだか「お互い年取ったなあ」っておかしくなって、笑ってしまいました! でも、別棟に住んでいる私の両親は、84歳と81歳なんですが、元気なんですよ。野菜をたくさん作って、道の駅に出して、生き生きしています。あの二人の元気の源は、みんなに元気だねって言われることでしょうね。相乗効果だと思います。最近の手作り市ブームも、追い風になっているようです。市といえば、私はこの時期に、必ずレモンを市に出すんです。ポンテローザレモンという、子どもの頭くらいある、すごく大きなレモンで、木を植えたらいつの間にか大きくなって、毎年40〜50個もなるんです。使いきれず、ほったらかしにしても、ぜんぜん腐らないから、処分に困っていたのですが、ある時「じゃまやったら、市に出してみたら」と言われて、つるを長めに切って出したところ、飛ぶように売れたんです。それ以来、レモンを売るのが楽しいです。レモンの木って、花の香りがすごくいいんです。5月頃花が咲いたら、あたり一面、本当にいい香りでいっぱいになって。それでついつい切れずに残していたのですが、今になってよかったなと思っています。というわけで、うちは、年寄りとレモンが元気です!
・ (Eさん 女性)先日、神戸マラソンを見に行きました。あんなにたくさんの人が、あんなに長い距離を走っているのだと思うと、感動しました。おかしなコスチュームで走っている人もいたり、応援する人の声援も面白かったりで、たくさん元気をもらってきました。今はこういうところにも行って、心を強くしなくちゃと思っています。生活は、早起きしてラジオ体操を続けることで、リズムを整えるように気をつけています。
・ (Fさん 男性 新規)先々月、家内だけ一人で来ましたが、今日は私も誘われました。昨年の11月頃から腰痛がひどくなり、整形に行ってもよくならず、今年の1月末、病院に行ったら、前立腺がんが転移していると言われました。腫瘍マーカーがすごく高くて。自分はすごく元気だし、ようやく定年後これから、と思っていた矢先に、びっくりしました。今は薬が効いているのですが、今後のために、食事でがんを治そうと、専門病院にも通って食事療法に力を入れています。肉は食べておらず、昨日は美味しい刺身をいただいたのですが、一口でがまんしました!お風呂がいいとのことで、1日3回入っていたのですが、疲れてしまって、今は2回にしました。家内が、本当によくがんばってくれています。食事は一緒に食べるので、家内の方が健康になり、顔色がつやつやしてきました!
・ (Gさん 女性)夫はステージ4で、手術ができない状態だと言われ、今の薬も、2、3年で効果がなくなるでしょう、と。だから、今のうちに体質改善しようと思っています。四本足の肉はすべてストップ。肉は、鶏肉のささみだけです。無農薬野菜や果物、水など、お金はかかりますが、いいものを選んでいます。食事も薬も「効く」と思わなくちゃ、と言っています。。先月この会に来て、ステージ4でも元気でおられるのを知って、これは本人を連れて来なくては、と思いました。→(Bさん 男性)私は肺がんで「余命1年」と言われたんですが、それから3年目です。先生が今になって、「わし、(余命)1年って言ったなあ..」って。あと何年とかいうのは、あまり根拠ないそうですよ。