神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2011年12月例会

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2011年最後の例会は、6日火曜日、12月らしい雲の多い空の下、風もなく穏やかな日になりました。高出昌洋さんの遺作展に合わせて、場所を変え、展覧会の近くのカフェ リップルで行いました。大きくてクラシックなクリスマスツリーを目印に、9名が集まりました。

出昌洋木版画遺作展 ご報告
今回の展覧会は、主催された「ギャラリーむかい」さんが作品選びをされたとのこと。開催期間中ずーっと会場でお世話をなさっていた かよ子夫人に、お話を聞きました。
Q:昨年の遺作展とは、雰囲気が違いましたね。
A:2年続きで、お声かけするのが申し訳なかったのですが、たくさんお越し下さり、「昨年より明るい感じ」「知らない作品ばかりで楽しめた」というお声が多くて、ほっとしました。小品ばかりだったことや、会場がこじんまりしていたこと、亡くなってからの時間が経ったこと..などがあったからでしょうか。気軽に楽しんでいただけたようで、よかったです。本当にありがとうございました。
Q:昨年は奥様がすべて作品選びなさっていました。今回は他の人がされて、どうでしたか?
A:私から見てちょっと意外な作品もあったのですが、皆さんのご感想を伺ううちに、見慣れた作品が新しく感じられたり、新たな発見があったり...。作品は生きているのだと、つくづく思いました。特に好評だったのは、「月影」や、南禅寺の作品。あと、大根を干している田舎の風景を「懐かしい」と気に入られる人がいたのも、おもいがけなかったです。一人ひとりの思い出や、この一年間の思いなどによって、同じ絵でも与えるものが違うという、絵の不思議な力も感じました。
Q:作品だけでなく、かよ子夫人が温かく迎えて下さり、お話できることが、とても楽しみでした。
A:こうやって、作品を通した人とのつながりを私に残してくれた夫に感謝しています。
・・・作品はとてもたくさんあるそうで、本当に整理や管理が大変だと思いますが、ぜひ時々またご披露下さい。楽しみにしています。


カフェでの例会のご報告・・・「カフェリップル」にて
美味しいケーキや飲み物を前に、ざっくばらんに語り合いました。いくつか印象的だったお話をご紹介します。


「がん患者さんからの相談を受ける係りをするようになりました。男性の私に、女性からのお電話で、女性の相談員をご紹介しようとするのですが、『別にいいです』と。たくさん語られた最後に『ありがとう。主人なら聞いてくれなかったでしょう』と言われることもありました。相談対応のための講習会に出て、学んできます」

「いろんな講習会や療法の話などを聞き、本当にそれぞれ千差万別なのですが、ただ一つの共通点は『信じること』ですね。それが最高の秘訣だと思います。」

「いままで、病気のことをたくさん勉強し、いろいろな治療もしましたが、最近、『知識を入れないこと』が一番だと思うようになりました。」

「この会に来たのが、ちょうど昨年の12月です。今年は『これが最後の家族旅行』と言いながら、何度も旅行をしました!元気にまた来られてよかったです。」

「今、薬の副作用で体が赤いので、温泉に入れないんです」「私も傷だらけですよ。ケロイドになってます」「私も、温泉は、人がいないときを選んだりしてしまいますね」

「毎朝歩くことが健康の秘訣です。ゴルフもしています。」

「ここのお店、ケーキ美味しいですね! アイスクリームがついているのは、特別サービスかも?!」「私は、がまんします。病気前は、てんぷらとか、ステーキとか好きだったんですよ。でも病気をして食生活に気をつけるようになってから、10キロやせましたね。」「私も、病気をしてから、カロリーや栄養など、気を遣うようになりました。」

他に、女性の方々は、ご主人のことをお互いぼやいたり笑ったり..。また、展覧会の感想や、高出さんのことを改めて思い出したり、1年を振り返ったり..と、師走に入ったばかりの例会も、お互いの1年間の健康を喜びあいながら、和やかに過ごしました。




2011年最後の例会は、6日火曜日、12月らしい雲の多い空の下、風もなく穏やかな日になりました。高出昌洋さんの遺作展に合わせて、場所を変え、展覧会の近くの「カフェリップルhttp://r.tabelog.com/hyogo/A2801/A280101/28000647/dtlrvwlst/1904595/で行いました。大きくてクラシックなクリスマスツリーを目印に、9名が集まりました。

出昌洋木版画遺作展 ご報告
今回の展覧会は、主催された「ギャラリーむかい」さんが作品選びをされたとのこと。開催期間中ずーっと会場でお世話をなさっていた かよ子夫人に、お話を聞きました。
Q:昨年の遺作展とは、雰囲気が違いましたね。
A:2年続きで、お声かけするのが申し訳なかったのですが、たくさんお越し下さり、「昨年より明るい感じ」「知らない作品ばかりで楽しめた」というお声が多くて、ほっとしました。小品ばかりだったことや、会場がこじんまりしていたこと、亡くなってからの時間が経ったこと..などがあったからでしょうか。気軽に楽しんでいただけたようで、よかったです。本当にありがとうございました。
Q:昨年は奥様がすべて作品選びなさっていました。今回は他の人がされて、どうでしたか?
A:私から見てちょっと意外な作品もあったのですが、皆さんのご感想を伺ううちに、見慣れた作品が新しく感じられたり、新たな発見があったり...。作品は生きているのだと、つくづく思いました。特に好評だったのは、「月影」や、南禅寺の作品。あと、大根を干している田舎の風景を「懐かしい」と気に入られる人がいたのも、おもいがけなかったです。一人ひとりの思い出や、この一年間の思いなどによって、同じ絵でも与えるものが違うという、絵の不思議な力も感じました。
Q:作品だけでなく、かよ子夫人が温かく迎えて下さり、お話できることが、とても楽しみでした。
A:こうやって、作品を通した人とのつながりを私に残してくれた夫に感謝しています。
・・・作品はとてもたくさんあるそうで、本当に整理や管理が大変だと思いますが、ぜひ時々またご披露下さい。楽しみにしています。


カフェでの例会のご報告・・・「カフェリップル」にて
美味しいケーキや飲み物を前に、ざっくばらんに語り合いました。いくつか印象的だったお話をご紹介します。


「がん患者さんからの相談を受ける係りをするようになりました。男性の私に、女性からのお電話で、女性の相談員をご紹介しようとするのですが、『別にいいです』と。たくさん語られた最後に『ありがとう。主人なら聞いてくれなかったでしょう』と言われることもありました。相談対応のための講習会に出て、学んできます」

「いろんな講習会や療法の話などを聞き、本当にそれぞれ千差万別なのですが、ただ一つの共通点は『信じること』ですね。それが最高の秘訣だと思います。」

「いままで、病気のことをたくさん勉強し、いろいろな治療もしましたが、最近、『知識を入れないこと』が一番だと思うようになりました。」

「この会に来たのが、ちょうど昨年の12月です。今年は『これが最後の家族旅行』と言いながら、何度も旅行をしました!元気にまた来られてよかったです。」

「今、薬の副作用で体が赤いので、温泉に入れないんです」「私も傷だらけですよ。ケロイドになってます」「私も、温泉は、人がいないときを選んだりしてしまいますね」

「毎朝歩くことが健康の秘訣です。ゴルフもしています。」

「ここのお店、ケーキ美味しいですね! アイスクリームがついているのは、特別サービスかも?!」「私は、がまんします。病気前は、てんぷらとか、ステーキとか好きだったんですよ。でも病気をして食生活に気をつけるようになってから、10キロやせましたね。」「私も、病気をしてから、カロリーや栄養など、気を遣うようになりました。」

他に、女性の方々は、ご主人のことをお互いぼやいたり笑ったり..。また、展覧会の感想や、高出さんのことを改めて思い出したり、1年を振り返ったり..と、師走に入ったばかりの例会も、お互いの1年間の健康を喜びあいながら、和やかに過ごしました。