神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2012年1月例会


2012年初めての例会。24日火曜日は朝が厳しく冷え込み、日中は日が差すものの、風はとても冷たい日になりました。新しい方二名をお迎えしました。
(「春よこい」のオブジェは、Kさんのご主人の作品です。)

・ (Aさん 女性 新規)がんが再発し、医者から「もう一度手術を」と言われ考えている時に、友人が送ってくれた情報の中にこの会のことがあり、友人を誘って初めて来ました。再手術は、きっぱり「しません」と伝えました。病気の原因を考えてみて、普段から瞑想の勉強をし、菜食を二十年以上続けている私は、「精神面も食事面も問題ないはず..ならばストレスしかない。だから今は、自分と向き合おう」と思ったのです。
・ (Bさん 女性 新規)私もがんを患い、抗がん剤治療について悩んでいるところです。息子は、免疫療法とか、もっと自然な治療もあるのではないかと言うのです。Aさんに教えていただき、参加してみようと思いました。
・ (Cさん 女性)私は、心と体が元気になるために、毎朝同じ時間に起き、同じ道を通り、いつもの人に会い、体操をして...。毎日同じことを肌で感じています。昔は同じ日々が好きではなかったのですが、今はこれこそが貴重で、幸せで、この生活リズムが自分に合っていると思います。毎日2分ずつ、日の出が早くなってきているでしょう。目をつぶって体操して、目をあけたら、明るくなっているんですよ。体操の初めと終わりで風景が違うことに、感動を感じています。
・ (Gさん 女性)私は乳がんの手術をして、30年を超えました。Cさんがおっしゃっていた「毎日同じことをするのが幸せ」という気持ち、よく分かります。
・ (Dさん 男性)通っている教養講座の先生が、最近亡くなったのがショックです。その先生がよく、「自分の生きがいを持てば、生きる力が湧いてくるのです」とおっしゃっていたのが、心に残っています。今年は自分の生きがい発見を、目指したいです。新しく挑戦している、電話相談の研修で、知れば知るほど、「しゃべったらあかん」ということが、分かりました。来月から実習に入ります。
・ (Eさん 女性)闘病中の夫について、今一番迷っているのは、抗がん剤のことです。先生は3週間くらい入院して、点滴の抗がん剤治療をする時だとおっしゃるのですが、本人は「抗がん剤は最後の手段」というイメージが強く、抵抗があるのです。子どもたちも、抗がん剤は副作用が出るから、他の方法がないかと言います。どうなのでしょう?
・ (Fさん)私は、抗がん剤治療を2回やりました。私の場合はリンパ腫で手術で取ることができないから、抗がん剤に頼るしかないのです。後遺症はありますが、幸いうまく押さえ込むことが出来て、経過観察の状態が長いです。抗がん剤といっても、病気や薬によって千差万別だと思います。
・ (Aさん)私は手術後に、抗がん剤治療をしませんでした。その決心をしたのは、手術で免疫力が落ちている時にはダメージが強すぎると思ったからです。その選択は正解だったと、後になって調べたり勉強したりすればするほど、確信しました。それに加えて、やはり気持ちの持ち方の大切さも、強く思います。感動すること、楽しいことが、大きなパワーになると思います。
・ (Cさん)Eさん、ご主人と外出されるのも、きっといいですよ。→(Eさん)そうですね、近場でもいいからと思うのですが、食事療法しているから..→(Gさん)そんなに気にしなくても。たまにはいいという気持ちで。→(Cさん)そうですよ。生活のリズムさえ整っていたら、そんなに硬く考えなくてもいいですよ!