神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2012年7月例会

7月24日火曜日は朝から気温がぐんぐん上がり、午後には体温に近づくほどに。駅から歩いて来るだけで、汗が吹き出るような夏らしい日になりました。参加者は少なめで、クーラーの力を借り、涼しいお部屋で語り合いました。

・(Aさん 男性)病気になってもう15年ですが、時々検査を受けながら、元気にやっています。「ぴんぴんころり」が理想ですね。最近、あまりに暑いので、歩く量は少し減らしています。
・(Bさん 女性)長田区に住んでいますが、区画整理など、阪神淡路大震災の復興に関する一連事業の工事が、この7月で終了しました。17年かかりました。工事中は、騒音の辛さに病気になった人もいるくらいでしたが、ようやく静かになり、「これで大震災は終わったのだなあ..」としみじみ思っています。
・(Cさん 女性)毎朝、6時15分からのラジオ体操に参加しています。年配の人たちばかり、100人くらい集まるのですよ。木立の下など、涼しい場所は早い者勝ちです。春や秋はいいのですが、夏や冬は厳しいです。でもがんばっています。また、この会に来られるのも、「元気な証拠」だからと、予定を入れず、参加することに励みを感じています。今月も来られてよかったです。
・(Dさん 男性)ホスピスにボランティアで通っています。最初、ホスピスは希望がないところだと思っていたのですが、実は半分以上の人は、元気になって家に帰る希望を持っておられて、実際に家に帰る人も多いので驚きました。だから、体にいい運動などにも積極的な人も多く、指導する甲斐があります。
・(Bさん)「死ぬならば、がんで」という話しを聞きます。誰でも必ず死ぬのですけれど、私は最期まで毎日充実して生き、そして「がんで死ぬ」と決めています。でも、痛みだけはとってほしいですね。ホスピスで痛みをとってくれるのでしょうか。→(Dさん)ホスピスでは、眉間にしわを寄せて死ぬ人がいないと聞きました。いいお顔で亡くなるそうです。→(Bさん)それは、うれしい情報です。私の父親は、痛みの中で死ぬ人の声を聞いていて、それを恐れて、辛そうでした。→(Dさん)亡くなる前日に元気になり、意識もしっかりして食欲も出る、ということも、珍しくないようです。ホスピスって、いい施設なんだと知りました。間違った先入観が多いのは、残念だと思います。→(Eさん 女性)私自身、がんの手術はしていますが、がんによる痛みって経験していないのです。治療や、心の痛みはありますけれどね。だから、痛みはやはり怖いで、その痛みをとることができるなんて、いい情報です。