神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2013年10月例会

22日火曜日は、ちょうど暑くも寒くもない、過ごしやすい気候にめぐまれました。少人数でしたが、笑い声の多い時間となりました。

・(Aさん 男性)お久しぶりです。4月から鍼灸の学校に入学し、ようやく少し余裕ができました。毎日、日中は仕事をしながら、夜に通っています。私は灸が面白いです。東洋医学には、補法と瀉法(しゃほう)という考え方があり、それぞれ、「補う」「取り去る」という意味ですが、灸が補法、鍼は瀉法(しゃほう)です。補法で温めることが、がんには効果があると思います。→(Bさん 女性)手で触ることって、本当に効果がありますよね。→(Aさん)そうなんです。それは、科学的にも証明されています。痛みが脳に届くより、手で触れる温かみの方が先に脳に到達するので、痛みが感じにくくなるそうです。
・(Bさん)大阪へ行ったとき、転倒して肩を骨折してしまいました。その時は大丈夫だったのに、後でひどくなってしまって。今年の夏、暑い間中固定しなくちゃいけなかったでしょう。誰かに会うと「どうしたの」って言われて、説明がおっくうだし、ラジオ体操もできないし。ずーっと家に閉じこもっていたんです。そんなときに、たまたま計画していた家のリフォームが重なってしまい、大工さんが入っていてさらに落ち着かなくて。明るくして、床暖房もいれて、快適な家で最期を迎えたい、というのが目的です! ようやく肩の固定がとれてラジオ体操再開、そして美しい部屋も出来上がり、ほっとしています。カーテンは、元気がでる「黄色」にしました。思い切ってリフォームしたのですから、ここでオリンピックも快適に観戦して、モトをとらなくちゃ! と思っています。
・(Cさん 女性)5月に見送った夫のことで、いろいろな手続きが終わりました。大変だったけれど、終わってみるとなんか寂しい気がしています。日々の生活の中で、ちょっとした時に思い出しては、しんみりしたりしています。→(Dさん 女性)世帯主が亡くなるって、手続きが本当にいろいろ大変ですね。うちの母も、父が亡くなり、あちこちから連絡がきて大変でした。→(Eさん)わかります。必要書類を取り寄せるのに、役所によってフォームが違うとか、ややこしかったです。→(Cさん)こういうときに、人の本当の姿が見えますね。思いがけず、ご近所の方の一言が心にしみたりね。もう仕事はやめようかと思ったことも何度もあるのですが。外に出ることも大切だからと思い、続けています。そしてお呼びがかかったら、必ず行くようにしているんです。そのうちに、声もかからなくなりますよって言われて。やっぱり人との関わりって大切ですから。→(Bさん)そうそう、私も、朝の体操だけは出ようと思っています。最後の砦です。