神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2013年9月

二ヶ月ぶりの例会となった24日(火)は、すっかり秋らしい晴天に恵まれました。5月に他界されたAさんの奥様が、初めてお越し下さいました。また、久しぶりの方々二名もお元気なお顔を見せて下さり、リラクゼーションのひと時を持ちつつ、楽しい語り合いとなりました。

(Aさん 女性 新規)夫がいずみの会でお世話になりました。今日はご挨拶もかねて、初めて参加させてもらいました。11年間、やりたいことができたと言っていました。様々な場でたくさんのよい方々に出会うことができ、治療もすべてできたと思います。本人の希望どおり、一か月家で過ごした後、最後はホスピスで苦しまずに逝きました。比較的ぎりぎりまで元気で、いろいろなことができたと思います。
(Bさん 女性)お久しぶりです。母と二人で暮らしていたのですが、最近息子家族と同居することになりました。認知症のある母と幼子二人を含む四世代同居ですから、すべて私が中心で大変です。でも母にとっては、小さな子たちと一緒に暮らすことがとてもいい刺激になるらしく、最近認知症が進行しません。できないこともある一方で、小さな子へのしつけや、ちょっとした世間話など、まったく普通にできるのです。母を観察したり、孫たちの成長に喜んだり。自分の時間がまったく持てずとても大変ですが、やりがいのある日々を送っています。
(Cさん 女性)夫と二人、介護認定を受け、ヘルパーさんが来てくれるようになりました。こもりがちだった夫は、ヘルパーさんと一緒に外出するようになり、膝を痛めている私は、拭き掃除などのお手伝いをしてもらい、本当に助かっています。それに、若い人と言葉を交わすことが、思いがけず精神的な癒しになっていて、ありがたく思っています。
(Dさん)バス旅行、竹田城跡に行ってきます。高倉健の映画の影響か、すごい人気みたいですね。それから、私も最近は膝に気を付けています。とくに階段の下りがきついです。だから毎日の歩きも、10分か15分に一度必ず休むようにしています。歩きながらの写真撮影は、携帯からデジカメにかえました。まだあまり慣れていないのですが、ぼちぼち投稿してみます。夏、すっかり日焼けしました!
(Eさん 女性)夏は家にいることが多かったので、夫の絵に自分の俳句を添えて、一つの作品にまとめることができました。完成したのがうれしくて! バイオリンの方も、課題に取り組みました。最近は無理をせず、年齢に見合った過ごし方を心がけるようにしています。
(Fさん 女性)お久しぶりです。夏は大騒ぎでした。娘が出産のため、上の子を連れて来ていたのですが、そんな中、夫が入院し、脳の動脈瘤の手術したのです。さらにもう一人の娘も孫を連れて帰省して来て、暑い中、家の中は大騒ぎ! 夫はすっかりよくなり、ようやく仕事復帰しました。娘たちも孫を連れて帰り、嵐が去ってほっとしました。新聞も読めない忙しさでした。でも考えてみたら、一時は死ぬかもしれないと言われていた私なのに、子どもたちは結婚し、孫もでき、みんな慕ってきてくれて、幸せなことです。仏さんに「ありがとう」と、手を合わしています。→(Bさん)私も同じです。確かに孫はかわいいけれど、体はきついですね。→(Cさん)でも、そんな時は、あっという間ですよ!
(Gさん 女性)父のこと、報告します。昨年夏に末期がんが分かり、その後、分子標的薬が体に合って快復していたのですが、この夏に体調を崩して入院し最後はホスピスで、家族全員に見守られて、穏やかに息を引き取りました。近くに住んでいる私が、何かと関わることが多く、本当にこれでよかったのかと思うと辛いですが、でもここで出会った皆さんの経験談はとても役立ち、ありがたかったです。病院と、近所のお医者さんの連携がよかったことも、救われました。また、ここ数年の薬の進歩もすごく感じました。お世話になりました。