神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2017年1月例会

 新年初めての例会となった1月24日(火)は、垂水商店街の中の喫茶店ブラジルの3階で行いました。垂水で外国に行くと言えば「ブラジル」と言われるほど、地元では有名だそうで、昭和レトロな雰囲気と、豊富なメニューが人気です。大変寒い日でしたが、新年会気分で9名が集い、それぞれ軽食や飲み物を注文しながら、にぎやかな会合となりました。

・(Aさん 女性)前回の例会は、娘と孫たち二人が来ていて大変でした。ようやく帰ってほっとしたら、自分の体調が崩れてしまい、咳が出たら止まらなくて、本当にしんどくて、元通りになるまで時間がかかりました。去年から今年にかけて、回りでがんになる人が多いんです。ついこのあいだも、また1人。うろたえてしまった私に対して、「私のことでショックを受けないで。笑顔で。落ち込むのは、絶対良くないから」と逆に励ましていただきました。新しい年を迎えることができたのだから、明るく過ごしたいと思います。
・(Bさん 女性) 私のところも年末年始、孫が来ましたよ。今年の元旦は、暖かかったですね。初めてハーブ園で初日の出を見ました。二日目は京都へ。金閣寺北野天満宮、二条城に行ってきましたよ。アジア系の外国人ばかりで驚きましたが。おかげさまで、風邪もひかずに過ごしています。
・(Cさん 女性)小さな段を踏み外し、変形性膝関節症になってしまい、医者から「しばらく無理しないように」と。お仕事を休みにしたところで、「次の例会はブラジルで」という連絡をいただき、喜んできました。どうしても冬の間は落ち込みがちですが、それはしょうがないから、好きなことをして暮らそう、と思うようにしています。年末の「第九の合唱」は無事舞台に立てました。2回目なので、まわりの音を聴く余裕が持てました。指揮者の先生が面白い人で、楽しいパフォーマンスもあり、昨年とは一味違う合唱でした。
・(Dさん 男性)風邪をひいていてね。夜中に咳がとまらなくて。苦しみました。明後日が CT検査です。たぶん大丈夫だとは思います。今、嫁さんは多肉植物に凝っています。私は畑です。トマト、ジャガイモを作ります。今は、ソラマメがプランターでよく育ち、おいしいですよ。それからキヌサヤ。サニーレタス、ブロッコリーもよくなります。以前、ブドウに袋をかぶせておいたら、カラスにぜんぶきれいにやられました。袋が目立ったんです。だから、今年は袋はつけないつもりです。
・(Eさん 女性)年末年始はたいへんでした。主人が12月に尿障害を起こしてしまって。年末年始、毎日訪問看護の人に点滴をしに来てもらいました。だから、おせちどころか、お正月の買い物もなにもできず。そんなこんなで大変だったので、今日はぜひともここで憂さ晴らしをして来よう! と楽しみにしてきました。私の人生の後半は介護人のようで、複雑な気持ちです。まぁ、大変でも落ち込むことはなく、やっています!

・(Fさん 女性)先日、私たち訪問看護の現場に、病院の看護師さんが実習に来られました。「患者さん一人の人のバックにこんなに大きな物語があるんですね。知りませんでした。」とおっしゃっていました。私も病院勤務していた頃はそうでした。訪問看護は、1人だけに向き合い、じっくりと話を聞くことができる、やりがいのある仕事です。けれどもなかなか理解してもらえません。若い看護師さんにとっては、責任が重いように見えるらしく、なかなか希望者がありません。どうしたら分かってもらえるのでしょう。
・(Cさん)私は訪問看護師さんに助けられています。先生に聞きにくいようなちょっとしたことでも聞きやすく、不安なことがあっても、訪問日まで待とう、と思えるんです。→(Fさん)そうそう。それはいい利用方法です。元気な人ほど、救急車呼ぶ傾向があるのですが、それは、「ちょっとしたこと」を聞ける人がいないからなんです。
・(Gさん 女性)私も夫を介護していた頃、訪問看護師さんに本当によくしてもらいました。「患者さんだけじゃなくて、家族もケアしますよ」と言って下さったのがうれしくて。家は設備もなくて不自由ですけれど、やっぱり管理されている病院とは違います。自分の好きなようにできる大切な場です。
・(Eさん)訪問看護の方々はみなさん、よくして下さって、助かっています。お医者さんより頼りになります。あれだけ一生懸命だと、私もがんばらなくちゃと、元気がでます。
・(Dさん)私は半年入院していた頃、一泊だけ外泊許可が出たのですが、家は怖かったです。病院に戻ってほっとしました。でもあれは、外泊だったからかもしれませんね。→(Fさん)どちらかというと、男の人の方が怖がりですね。女の人は「受けて立つ」という姿勢になれる人が多いようですよ!