神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2017年3月例会

 2017年3月28日火曜日、眩しい晴天でも風はまだ冷たく、コートが必要な一日でした。2か月ぶりに戻ったライフケア協会の事務所のお部屋は、クロスもフロアもエアコンもすべてが新しく、広々と感じられました。最近の深刻な悩みから、趣味の話、手術の経験談、そして今年の「いかなご」の相場まで...近況報告をしながら、いろいろ語り合いました。

(Aさん 女性)長引いていた咳が治りました。完全ではないので心配な部分もありますが、4月の検診の時に診てもらおうと思います。最近、左肩を上げようとするとうずくように痛み、そちらに気がとられています。別に怪我をしたわけでもないのですが。何か荷物を持ったりすると、夜に痛くなります。それもひっくるめて診てもらいます。

(Bさん 男性)今年のいかなご、すごく高いですね!いつもイオンで値段をチェックして、嫁さんに伝えているんですけど。→(Cさん 女性)そうそう。いつもだったら、あちこちからいかなごを炊く匂いがするのに、今年はぜんぜんですよ。

(Dさん 女性)一人娘が結婚します。でも私の子離れができなくて。今、うつ状態になっています。みなさんどうやって乗り越えてこられたのでしょう。元々朝が弱いのですが、最近特に調子が悪くて起きられなくて。心から「よかったね おめでとう」という気持ちなのは確かなのですが、日が近づいてくると、いろいろ複雑な思いがめぐってしまって。寂しいという気持ちもあるのだと思います。就職も転職も結婚も、みんな自分で決める子なんです。→(Eさん 女性)娘さん、すごく自立されていますね。→(Bさん)娘さんがしっかりしすぎていて、もっと親を頼って欲しかったという思いもあるのでは?→(Dさん)そうです。それもあるのだと思います。娘とは仲がよくてベタベタなんです。→(Cさん)しんどいときは ころっと横になったらいいですよ。時がくればまた、自然に治りますから。昼まで寝ていたっていいんですよ。起きたいときに起きれば。→(Fさん 女性)寂しさは分かります。→(Aさん)これから、母親としての出番はいっぱいありますよ。今の気持ちは大切にして下さい。悲しいのはよくわかります。でも娘さんは、結婚して親の気持ちがわかってくれるようになり、もっと身近になって、今悩んでいるのがうそみたいになりますよ。今は、ご自身の体を元気にして下さい。→(Gさん 女性)うちは3人娘をお嫁に出しましたが、でも一人っ子さんとは違うかもしれません。寂しいけれど、どこかで線を引かないとしょうがないです。ずーっと家にいられても困るし。親の目からはいつまでも娘のつもりでも、やはり家庭を持つと、自分の家族を一番に考えていますね。逆に、結婚したのにこちらばかり向いていたら、家庭がうまくいってないのかと心配になりますしね。結婚式のときは、夫の方が私よりこたえていて、機嫌悪くなりましたよ。でも、孫でもうまれたら、どれだけかわいいか!! とにかくDさんが元気でいないとね。

(Fさん)私はこの間、大腸ポリープをとったんです。その検査の結果が出て、心配ないということでした。いつもみなさんのお話を決して他人事だと思ってきいているわけではないのですが、いざ自分のことになると、やっぱり違いますね。精密検査が必要と言われたときから、ずーっと病気みたいな気がして、小さいことでも気になってね。皆さんから見たらかわいいでしょうけれど、私には怖い経験でした。

(Iさん 女性)この間テレビで、2025年問題のことを見ました。超高齢者社会になるのだと。そして75歳以上の3人に1人が認知症になるそうですね。夫は認知症だけれど、今はお薬を飲んでいません。でもあまり症状は進まないんです。穏やかに過ごしています。それにはいろいろ工夫しています。いつも先手、先手を心がけ、ちょっと話しかけて笑わせたり、ちょっと体を使わせたりと、少しずつ刺激を与えています。大好きな「食べること」を楽しませながら、できることは何でも自分でしてもらっています。認知症になっても、誰かが側にいてうまくやれば、幸せに過ごせると思うのです。だから、いい時間を与えてもらったと、感謝しているんです。