神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2012年4月例会

この1ヶ月で季節が進みました。24日(火)は、半そででも大丈夫なくらい、暖かく穏やかな一日に。季節の変わり目のためか、お休みの連絡も多い中、新しい方も来て下さり、元気の出る話題が多く聞かれました。

・ (新規 Bさん 女性)正直、患者会は、傷をなめ合うようなイメージがあり、悪いほうに引っぱられる気がしてしまって、抵抗があったのですが、今日は、姉に勧められて来ました。今はプロポリスを飲んだり、温熱療法、はすみワクチンをやっています。にんじんジュース、玄米などの食べ物も、心がけ、体を一番に考えています。これからは先生中心でなく、自分を中心に、しっかり判断していこうと思っています。治療は、化学療法だけでなく、他の方法も積極的に取り入れています。
・ (新規 Cさん 男性)父親を2年半前にスキルス胃がんで亡くしました。手術で全摘出した半年後、59歳でした。抗がん剤の副作用で10キロ以上体重がおちて、痛みでモルヒネも効かなくなり、最期には、息子の私すら判別できなくなりました。その後悔もあって、自分なりに勉強しながら、ホスピスのボランティアにも通うようになりました。ホスピスには、亡くなる人ばかりでなく、快復する人もいて、その差が何なのかを考えた末、「心の作用」ではないかと気付きました。一人ひとりの病状や治療は様々ですが、いい効果が出るかどうかは、「快復を信じるかどうか」だと感じたのです。それをきっかけに、今は感情に対するアプローチとしての「バッチフラワー」という療法について学び、深めています。現代医学で治らないものにも効果があると信じています。
・ (Dさん 男性)1997年に肺がんが見つかったのが最初です。悪性リンパ腫脳梗塞も2回して、本当にいろいろありましたが、今は安定していて、半年に一度の検査を受けながらの、経過観察中です。私の場合は、治ることはないでしょうけれど、とにかく歩くことを基本に、体調を管理しています。今朝も2時間以上歩き、今までに10キロ痩せました。それ以外には、ビタミンCとEを飲んでいます。
・ (Eさん 女性)私は、人間ドックで、4年前に肺がんが見つかり、リンパ節転移していたので、3Aだと言われました。手術の後、放射線抗がん剤治療を受け、今は経過観察中で、漢方薬を飲んでいます。食事は、塩分控えめで、お肉はあまり食べません。時々玄米を食べて、冷たいものや硬いものは控えています。自然に続けられる、気功と太極拳をしています。
・ (Fさん 女性)プロポリスで良くなる人も確かにいるのでしょうけれど、確率的に低いから、病院でできる標準治療にはならないのでしょうね。だから先生は勧めないし、それだったら美味しいものを食べなさいって、言われます。→(Gさん 女性)私も、アガリクスやプロポリスは飲みましたよ。さるのこしかけ もね。→(Bさん)玉川温泉で治したという知り合いがいて、行きたいのですが、今、営業できないそうですね。再開したら行こうと楽しみにしているんです。→(Fさん)すごい行動力ですね。私自身は、そこまで思い切れなかったですね。いい病院があっても、遠かったら躊躇してしまいます。単にお金のことだけじゃなくて、気力がすごいと思います。→(Gさん)私は、市民健診で肺がんが分かり、紹介された病院で先生に「一緒になおしましょう」と言われて。その言葉で安心し、心から「おまかせします」と思いました。病院を代わる気はなかったです。
・ (Fさん)以前も、この会にきて「傷をなめあうようで、いやだ。もっと明るくしよう」と言っていた人がいましたが、私はそうは思わないです。「病気のことは考えないで下さい」と先生から言われても、やはりひと時も、忘れることはないのです。そんな中で、この会は、「辛いのは自分だけじゃない」ことを実感し、プラス思考になれる場だと思っています。中には、来月自分がどうなるか分からないという状態でも、来る人もいるんです。そういう人たちと出会うことで、命に対する感じ方が、さらに敏感になり、いろいろなことに感動して涙を流したり、喜びを感じることができています。3.11では、日本全体が落ち込んだけれども、また違う希望が生まれていることも、私には感じられます。だから、自分の今を見つめつつ、ここでお互いに語り合うことは、私にとっては大切なことなんです。