神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2013年3月例会

関西で桜が開花しはじめた3月26日(火)は、午前中ひんやりしていましたが、午後からは春らしい陽気に。新しい方が三名お越しになりました。今回も城谷さんの心地よいお声に導かれ、リラクゼーションの時間で締めくくりました。

・(Aさん 男性 新規)初めてきました。68歳男性です。60年間医者に行かず、健康です。食事には注意していて、30〜40年前のスタイルが基本だと考えています。
・(Bさん 女性 新規)主人のことでご相談したくて、初めて来ました。お正月過ぎから食欲がなくなって体重が減り、首のリンパが腫れてきたので、おかしいと思い検査を受けました。そこで異常が見つかり、詳しく調べたところ、肺の間の縦隔にがんがあると言われました。「放射線も手術もできないので、抗がん剤治療を行うためすぐに入院を」とのことでしたが、急なことで状況がつかめず、とりあえず断って、他の大学病院の外科へ行き、セカンドオピニオンをお願いしました。そこで「転移があること・手術はできないこと・珍しいタイプで進行が早いこと」など詳しく説明され、呼吸器内科を紹介していただきました。インターネットなどでいろいろと調べていると、抗がん剤治療をしないという選択肢もあるとのこと、とにかく情報がほしいと思っています。いい食事をとれるよう、努力しています。現在本人は元気なので、「入院する必要があるの?」という気持ちもあります。一方で、つい最近肉親を肺がんで亡くしたので、現実的に受け止める気持ちもあります。
・(Cさん 男性)私は97年に悪性リンパ腫で「ステージ4 末期」と言われ、抗がん剤治療と末梢血幹細胞移植を受けました。2007年に再発してまた治療、さらに2008年に肺がんを発症し、その時は肺に水がたまり、1.5リットル抜きました。手術はせず、放射線だけで治して、その後5年ですが、何もなく元気に過ごしています。私は食事については特に気をつけていません。今は毎日必ず長距離を歩くことを日課にして、健康を維持しています。
・(Dさん 女性)Bさんのお話を伺っていて、15年前にリンパ腺腫の告知を受けた当時のことを思い出しました。ご家族がしっかりされていますね。うちの家族はそんなに心配してくれなかったです。私の場合、医者を信じて医者まかせで、病院は変えませんでした。抗がん剤放射線も通院で受けました。ご本人の思いが大切だと思います。
・(Eさん 女性)私は普通の健康診断から、肺がんが分かりました。手術前の検査では、「ステージ1A」とのことでしたが、手術してみると、リンパ転移が見つかり、「ステージ3A」だと言われました。術後、放射線抗がん剤治療をしました。当時を思い出し、Bさんは今、さぞかしお辛いだろうなあと思っています。私は当事者なので、家族がどうだったのかわかりません。泣いている私は、家族に慰めてもらっていました。やっぱり時間は必要だったと思います。診察の時、うまく質問できないので、私はいつも質問事項を予め紙に書いておき、その場で先生に渡して、答えていただいています。
・(Fさん 女性)私は夫をがんで亡くしています。夫は感情を外に出さない人だったので、私はのんきでいられたのかもしれません。やはり、ご本人が一番お辛いでしょう。まわりがどう支えるか、本当に難しいですね。