神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2013年4月例会

数日前より寒い日が続いていた4月23日(火)。この日も曇り模様で肌寒くなりました。開院したばかりの「神戸低侵襲がん医療センター」で治療されている、当会メンバーの男性からのメッセージがあり、話題になりました。

・(Aさん 男性)月末、循環器の検査をします。恐らく大丈夫だとは思うのですが。相変わらず、毎日歩いています。今日も現在17000歩、3時間歩いています。
・(Bさん 男性)前月、はじめて来ました。なぜ、がんという病気になるのかを知るために、本を100冊以上読みました。昔と今の比較や、他の病気との比較など考えるうちに、大切なのは、「食べ物」と「気」だと思っています。
・(Cさん 女性)お話を聞きながら、私がここへ初めて来た時を思い出しました。治療を終えて、不安で仕方がなくて、疲れもあって、どうしても自力で心を立て直すことができなくて。来る前は精神的にいっぱいだったのに、ここで気持ちよく語ってからは、心安らぎ、その場その場で、いつも前向きになれました。弱った心は簡単には強くなれません。できる限り来て、皆さんにがんばっているところを見てほしいと思います。「気合、気力」をモットーに、しんどくても朝だけはラジオ体操に出かけます。安定剤や睡眠剤の力も借りていますが、私はそれでいいと思っています。
・(Dさん 女性)Cさんとは入会時期が同じくらいですから、同級生みたいですね。懐かしいですね!
・(Eさん 女性)先月は、CTと大腸ファイバーの検査でお休みしていました。結果、ただれているけれど大丈夫と言われ、ほっとしました。また来月は他の検査です。がんになったことは仕方ないと考えて無理をせず、その日が無事に終わればよいと思っています。若い頃は無理をしていたなあ..と分かるようになり、我ながら進歩したと思います。
・(Fさん 女性)そうですね。高野さんのお話に共感します。若い頃は無理をしていましたね。私も今は無理をせず、規則正しく生活することを心がけています。
・(Gさん 女性)昨年の夏に、うちの父に大腸がんが分かり、大変深刻な状況でした。でもその後、遺伝子検査で分子標的薬の効果があることが分かり、投与によってどんどんマーカー値が下がり、今はずいぶん元気です。辛かった時期、ここでの経験が役立って感謝の気持ちになる一方で、分子標的薬は5年前には認可されず、友人が認可を待ちながら亡くなったということもあり、複雑な思いもあります。
・(Hさん 女性)私はこの会に、30年ほど来ています。当時は、告知もなく、手術痕を自分で見ることもないような時代でした。大事な私の左の胸をもぎ取って、どこかへ逃亡してしまった「がん」。どうぞ私を思い出して帰ってこないように..と願っています。今は、体が弱った夫の世話をすることが多くて、精神的にも大変なのですけれど、今日はこの会に来たいと思って、数日前から丁寧に生活をして、体調を整えて来ました。

<気分転換に、何をしていますか?>
・(Hさん)私の気分転換は短歌です。結局、作らなくちゃと、追い立てられてはいるのですけれどね。いつでもふと浮かんだら、書き留めておくのですけれど。この間お風呂でいい歌が浮かんでね。ずーっと忘れないように、何度も何度も唱えていて..。お風呂を出たとたん、夫に「お風呂よかったか?」って聞かれて、すべてふっとびました!
・(Fさん)私は俳句をしています。Hさんと同じです!いつも枕元に、紙と鉛筆を置いてます。朝起きたら、忘れてしまうでしょ!
・(Cさん)私は川柳です。私も一緒で、紙と鉛筆が、いつも手元にないと不安なんです。このタイミングで自慢しちゃいますが、朝日新聞京阪神版に、3回掲載されてことがあるのですよ。はげみになります!どうぞ皆さんも挑戦してみて下さい。