２０１２年５月例会

２２日火曜日は、いいお天気になり、午後からは蒸し暑いほどになりました。淡路のＩさんが、以前に話題に出ていたポンテローザレモンの花と、はっさくの花を摘んで持ってきてくださり、いい香りを楽しみました。また、久しぶりに、臨床心理士の城谷さんがリラクゼーションの指導をして下さいました。

・（新規　Ａさん　男性）この会のことをネットで見つけ、今日は体験のつもりで来ました。去年６月末くらいに、健康診断がきっかけで肺がんが見つかり、東京の会社を休職して自宅のある神戸に戻っています。抗がん剤治療を受けたのですが、再発が分かり、この後どうするかを考えているところです。がんって、治りますかね？　職場復帰するつもりだったのに、再発ですっかりテンションが下がってしまって。まだまだ仕事をがんばりたい年齢ですし。とにかく今、すごく元気なんですよ。病気の自覚が全くないんです。
・（Ｂさん　男性）私も肺がんです。私は「３Ａ」と診断されてから、２年１０か月です。脳に転移したこともありますが、ガンマナイフで治療し、抗がん剤治療も続けています。最近、原因不明の発熱が続き、何をしても下がらずに苦しんだのですが、その後のＣＴで、がんの真ん中が抜けるような感じで崩れてきており、熱は、「がんが破壊される時に出る腫瘍熱だろう」と言われました。温熱療法、ハスミワクチンも続けています。どれが効いているのかはわかりませんが、一番大切なのは、ストレスを取り去ることだと思います。これは難しい。とにかく私は、医学の進歩で、生き延びていると思っています。「治りますか？」ということですが、治るかどうかは、神さましか知らないでしょう。でも体力さえあれば、抗がん剤も放射線も効果はあると思います。
・（Ｃさん　女性）私は、胃がんと子宮がんの手術をしています。胃の時は１年で再発して再手術だったので、今月末の子宮の検査はちょっと不安ですが、何があっても受け止めなくてはと思っています。今は、ラジオ体操を続けながら、ちょっと買い物に出かけたりするくらいの日々ですが、もうしばらくは、静かにして様子を見ていたいと思います。胃の方は３年目を迎え、一区切りしました。
・（Ｄさん　女性）先月は寒暖の差が激しく、体も精神面も調子を崩してしまいました。元気になったと油断して、過労にならないように、気を付けています。去年の今ごろは、抗がん剤治療をしていましたが、今は３ヶ月に１回の健診だけです。先生に「薬、よく効いたな」と言われています。人のお役に立つところまでいかなくても、楽しくストレスなく、規則正しい生活を心がけています。
・（Ｅさん　女性）２か月もお休みしました。３０年前に乳がんになりましたが、それ以後は何もなく元気にしています。主人が入院して、一時は大変でしたが、おかげさまで退院でき喜んでいます。
・（Ｆさん　男性）しばらくぶりです。明日から入院します。今、ちょっと厳しい状態で、医者から選択肢は３つだと言われました。１つは、緩和ケア。２つ目は、治験による治療。３つ目は、以前受けた抗がん剤治療をもう一度やってみること。家族で話し合い、もう一度抗がん剤治療をすることに決めました。私自身、精神的なダメージはないのですが、家内のことが気がかりです。忙しい中、本当によく尽くしてくれていて、感謝の一言です。・・・勉強しながら続けてきた「がん患者さんの電話相談」ですが、私自身に余裕がなくなってきたので、最近はお休みしています。相談員といっても、基本的に、ただ聞くだけです。答えは、患者さんが出すものですから。ご自身で、答えに気付いていただくのが目的です。
・（Ｇさん　男性）私自身はがん患者ではないので、抗がん剤の効果を体験したことはないです。でも自分の祖母が、抗がん剤治療ですっかり弱り、やめたとたん、びっくりするぐらい元気になったのを見て、抗がん剤って何だろう？と思います。毎週、ホスピスボランティアに通っています。
・（Ｈさん　女性）私も肺がんで手術してから１２年です。私は先月もよく歩いて元気なのですが、主人の体調が悪くて検査をし、薬が処方されました。ちょっと心配が増えたなという感じです。
・（Ｉさん　女性）連休明け、帰省していた子や孫たちが帰ったとたん、熱が出ました。熱が下がってからも、中耳炎がひどくなってしまって。思い切って切開してもらったら、すこーんと抜けた感じでとてもよくなって。まだちょっと聴こえは変だけれど、「耳が聞こえにくいって、経験しないと分からないな．．．。」なんて思いました。また、胃と腸カメラを受けたのですが、１０年前とは違い、とても丁寧で雰囲気もよく、ちっとも不安にならなかったのが、予想外でした。そんなこんなで考えたりしつつ、誰でもいつかは死ぬのですけれど、ぎりぎりまで元気で動ける体でいるのが理想だな．．と思っています。