神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2013年6月例会

梅雨のさなかの25日火曜日。雨には降られませんでしたが、どんよりとした曇りで蒸し暑い日となりました。


・(Aさん 男性)検査の結果はよかったです。97年に発症し、2007年に再発。味覚障害はありました。今もにおいは今一つ分かりません。最後の再発から今年で5年です。血液検査の結果はすべて表にしています。私の宝物みたいなものです。楽しいです。「楽しまな、しゃーない」ですね。来週、またゴルフにいきます。暑いですけれどね。最近は毎日1万8千歩、歩いています。ノルディックウォーキングも時々やってますよ。歩く途中で、携帯で写真を撮ると投稿しています。先日、NHK神戸のフォトコレで、テレビにでましたよ。うれしいですし、励みになりますね!
・(Bさん 女性)大切にしていたバラの挿し木を枯らしてしまい、かわいそうなことをしました。写真には収めているのですが。体調はいいです。
・(Cさん 女性)Mさんが亡くなったことがすごくショックです。残念です。素晴らしい生き様を見せていただきました。ご自身もご病気なのに、ボランティアで電話相談などもなさってね。気持ちで乗り越えておられました。尊敬します。いのちは必ず、100パーセントなくなります。それがいつなのかは、誰にも分かりません。それまでの間、Mさんのように、できるだけ努力して人のために役立てることを少しでもやっていきたい。そのことによって、生きる証とか、気力が生まれると思います。空を見上げては、「今ごろ、どこあたりにおられるのかな」って思っています。

眠れないのがつらいです  
・(Dさん 男性)先月初めて来ました。体調は悪くないです。休職中で時間があるからか、何かと体の不具合が気になって、病院に行っては薬が処方され、薬だらけになってしまいました。寝つきは悪くないのですが、起きてしまうのがつらいです。疲れが足りないのかと思って運動をしても、やっぱり目覚めると寝られないのです。睡眠薬にも、それぞれ特徴があるのですね。できるだけ頼らないように、自分にあった飲み方を模索しています。
・(Cさん)私は毎晩同じペースで、儀式のように3種類の薬を飲んで、気を失うように眠りにつきます。途中で起きても、「飲んだのだから眠れるはずだ」と、自分に言い聞かして寝ています。薬は増えていません。ずーっと同じペースです。
・(Eさん 女性)私は眠れない時、たまにラジオを聴いたりしていますね。難しい話をやっていると、そのうちに寝てしまうんです。

人に言えないこと、不安になること・・・
・(Cさん)私はもう、子育てなどを終えて現役引退している身ですから、楽です。自由に無理せず暮らすことができます。それにしても、世の中の人は元気な人が多いですよね。ここでは自分のことをえらそうに言ってますけれど、普通はとても言えないですね。→(Eさん)そうですね。私も、「この人にはこれ以上言わずにおこう」って思ったりします。→(Cさん)そうそう、それで友だちを無くしました。できることだけしかしないので、だんだん世界が狭くなってきてしまって。→(Fさん 女性)でもそれは、いいものが厳選されて残るってことでもありますね。
・(Dさん)周りに、同世代で同じような病気になっている人がおらず、話を聞いてくれる人はいても、本当に理解してくれる人はいないのです。一人ぼっちでいると、この先、どうやって仕事をしながら生活すればいいのか、不安になるんです。「大丈夫、なるようになる!」って思うことができても、次の日になると、また「どうしよう」と不安になり、気力をキープするのが難しいです。入院して1、2ヶ月くらいは、仕事を休んでも手当てが出るし、うれしかったんですが、半年も社会から離れると、また戻れるのか、戻っても再入院することになったらどうしようとか、心配になります。入院している時の方が、精神的には安定していましたね。