神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2019年11月例会

 11月26日火曜日は、雲天にふんわり守られたような、過ごしやすい日となりました。久しぶりに来られた方もいて、近況報告しつつ語り合いました。

 

・(Aさん 女性)先月、孫の結婚式に出席するため、横浜まで行ってきました。今年の10月は悪天候が多くていろいろな行事が影響を受けていましたが、その日だけはお天気に恵まれて、とても運が良かったと思います。前泊し親戚が集まって会食するという楽しいプランは、私自身は何も知らされず、すべてお任せ。気楽な旅でした。一番小さな孫が、ずーっと一緒についてくれて、男の子はやさしくて頼もしいものですね。披露宴が終わりに近づいてほっとしていた頃、「新郎新婦の希望で、ある人にメッセージをお願いしたい」とのこと。誰かな..?と呑気に見ていたら、なんと二人が私のところへやって来たんです!そんなこと、全く聞かされておらず、もうびっくりして、何を言ったか覚えていません。下準備なし、いきなりです。こういう時には、何を言うべきなのか...必死で考えながらしゃべりましたよ。主人の写真と一緒に参加していましたから、そのことを途中に入れたりもしたのですが、だんだん手が震えてきて、その手を孫の一人が心配して握ってくれてね。えらい目にあいましたが、それでも自分の娘たちの結婚式とちがって、気が楽で、こんなに楽しいものかな..って思いながら満喫してきました。
・(Bさん 女性)Cさんがお久しぶりに来てくださって、うれしいです。お会いしていない間、私は帯状疱疹になってしまって、大変でした。誰でも持っているウィルスなのですから、自分の免疫力が落ちていたのでしょう。半年くらいはかかるといわれたとおり、ずーっとうっとうしくて、そろそろいいかなと思ったらまた頭痛がひどくなったり。やっぱり神経痛は大変なのだと痛感しました。
・(Cさん 女性)みなさま、お久しぶりです。5月くらいから職場の状況が変り、無理をしていたら夏頃に精神的にバランスを崩してしまいました。突然でした。喪失感と孤立感に襲われて落ちてしまったのです。鬱というのは独特の病気ですね。好きなことにすら興味が持てない、やりたくない、とにかく落ち込む、アップダウンが激しい、いつもやっていたことができない...。 生活のために仕事はやめられず、周囲に気付かれないように職場では普通を装い続けました。家に帰ったらまっすぐ立っていられないくらいに疲れていて。自分は一人だという考えに行きついたとたん、かーんと落ちこみ、他人は自分より幸せなのだとすごく思ってしまって。こんな中でも生きていかなくちゃならないのだなぁって。鬱のつらさってこういうことなんだと初めて実感したんです。→(Bさん)理想が強すぎると、到達しない苦しみがありますよね。低い目標でよろしいじゃないですか。『私は私、これでいい』と思ってみたら?価値観を変えれば、どこでも生きていけると思います→(Cさん)それ、主人が言っていました。そうなんです。それでナチュラルに生きていこうと、断捨離じゃないけれど、いろいろ整理したり捨てたりしました。→(Bさん)Cさん、自己分析して何もかも分かっているから、余計に苦しいのではないですか。→(Dさん 女性)昨年の夏は、ご主人の願いをかなえて海外へ連れて行かれたりされたそうですが、その時はご自身がかなりテンション高く保たなければ乗り切れなかったわけでしょう。大きく見れば、その時の揺り返しの鬱ということもあるのでは?→(Cさん)生きるか死ぬかのあの時、今考えてもよくやったと自分で思います。病院スタッフの方々から、「家族はみんな病院任せになってしまうのに、Cさんは自分で調べて実行するところがすごい」と言われました。後悔はないですね。・・・そうそう、遺影を置いているところ、白い敷物を敷き、広々ときれいにしたんです。みなさんは、お仏壇とかあるんですか?→(Aさん)私も同じですよ。本棚の上に写真を置いています。お骨もね。今日の御飯おいしいよって。ありがとうねって話しかけています。お花はずーっと切らしていません。

・(Eさん 女性)私は以前より躁鬱がありますが、今は大丈夫です。赤ちゃんの孫と同じような、寝て食べての生活で元気にしています。孫の一歳のお祝いに行ってきましたよ。お餅を背負う儀式です。今時は、リュックにおもちが入っているんです。これから七五三とかね。ありますね。・・・・・・