神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2019年9月例会

 夏休みを経て2カ月ぶりの例会、9月24日(火)は、爽やかな日になりました。思わぬ手術と入院、在宅療養でようやく復帰されたAさんをお迎えし、みなさまからのお土産の和菓子をいただきながら語り合いました。

 

・(Aさん 女性)お久しぶりです。ようやくここに来られました。今年初めてです。入院は4カ月で、退院してからも同じ4カ月ですが、あっという間です。留守にしていた間の片づけに追われています。とにかく大変でした。毎日泣いていました。手術を二回もしたんです。もともと変形性股関節症はありましたが、骨密度は標準より高いくらいで、特に支障なく生活していたんです。ところが頼まれて重いものを持ったとき、腰が「ぐしゃっ」としました。圧迫骨折です。それが原因です。手術は全身麻酔で6時間くらいかかりました。固まるまで2か月もコルセットしたままです。その手術で終わるはずだったのに、その後に強い痛みが出てきて、原因がなかなか分からなかったのです。痛みを軽減するため、あらゆる薬を出してもらいました。もう落ち込みますよ。そのあと「股関節を手術したらよくなるだろう」という診断が出て、かなり悩んだ末、股関節を人工骨にする手術を受けました。その前に一度退院しなくてはならなかったけれど、あまりに痛いので、リハビリの病院を希望し、毎日理学療法士作業療法士に指導してもらいました。人工骨が馴染むまで時間がかかるそうで、今も痛みは続いていて、何をするのも不自由です。車いす生活が4カ月くらいあったので、右足だけ筋力がすっかり落ちていますが、毎日リハビリで歩いています。歩くことがこんなにも大変だなんて。一つひとつの動作が痛いから、疲れて、すぐ寝たくなります。それまで元気だったのに。→(Bさん 女性)本当に長かったですね。でもこんなに快復されて、うれしいです。やはり今までの経験があるからお強いですね。→(A)いえいえ。みなさんの前ではこんなですが、家ではしょぼんってしてますよ。それでも胃ガンの最後の手術から10年。子宮がんの手術からは7年経ちました。何回も手術しましたね..。こんなにお話したの、久しぶりです。聞いていただきありがとうございます。

・(Cさん 女性)今年の夏も暑かったですが、今住んでいる「サービス付き高齢者住宅」建物全体に空調があるので、廊下が涼しいんです。食事は自由に申し込みます。私はだいたい朝だけ頼み、昼と夜は自炊するようにしています。お買いものは、移動販売車が来てくれます。施設のスタッフは、毎朝7時半に新聞を持って様子を見に来てくれます。隣に同じ法人の老健があるので、夜中などはそこから誰か来てくれます。日中は専属で一人か二人スタッフがいて、入浴のサポートなどしてくれます。→(Aさん)いいところに入居されましたね。運がいいですね。介護認定を受けておられるのですか?→(Cさん)はい。要支援1です。認定が軽くなったら困るので認知症のふりしたら、芝居がヘタすぎてばれました!週に1回、半日のデイサービスで「ここちヨガ」という座ったままのヨガをしています。本当に心地よくて、その日は良く寝られますよ。→(Aさん)私も同じ、要支援1で、リハビリに週1回通っています。送迎付きで3時間です。介護保険を使ってお風呂をリフォームしたいのですけれど、その手続きが大変で、ちょうど消費税のこともあり、進みません。早くしてほしいです。

・(Dさん 女性)和歌山へ日帰り旅行にいってきました。お庭を鑑賞し、料亭で懐石をいただき、ぶどう狩りをしました。楽しかったですよ。バスがゆったりしていてサービスが行き届いているのもいいですが、なにより、現地ガイドがいいんです。少人数なので説明もよく聞こえるし、説明する人も熱心で、普通は見られないようなところまで、特別に案内してくれたり。→(Aさん)私も一人でバスツアーいきますけれど、ビールを買い込んでくつろぐ豪快な女性もいますよ。びっくりします!→(Eさん 女性)一人旅いいですね。私は最初の一歩が踏み出せない...。→(Aさん)一度いったら一人がよくなりますよ。大勢だと日を合わせたりするのが大変ですから。一人旅、おすすめします!